スイス中銀、ゼロ金利維持へ 金融機関の多数が予想=銀行協会

スイス銀行協会(SBA)が28日明らかにしたところによると、国内銀行のチーフエコノミストや投資責任者の圧倒的多数は、スイス国立銀行(中央銀行)がゼロ金利政策を維持すると予想している。写真はスイス国立銀行本部。2024年11月、ベルンで撮影(2025年 ロイター/Denis Balibouse)
[チューリッヒ 28日 ロイター] - スイス銀行協会(SBA)が28日明らかにしたところによると、国内銀行のチーフエコノミストや投資責任者の圧倒的多数は、スイス国立銀行(中央銀行)がゼロ金利政策を維持すると予想している。
スイス中銀は6月に政策金利をゼロに引き下げた。マイナス金利は好まないと強調しつつも、ゼロを下回る水準に引き下げる可能性も排除していない。
SBAが加盟行を対象に実施した調査によると、昨年の国内銀行の利益は金利収入の減少で目減りした。今年もこの傾向が業界全体の業績の主な重荷となるとみられている。
SBAの半期見通しによると、国内銀行は、トレーディングが安定的に推移し、手数料・サービス収入にわずかな成長余地があるとみているものの、こうした収入が金利関連業務の低迷を補えるとは考えていないという。