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豪のイラン大使追放、ネタニヤフ氏介入が寄与とイスラエル 豪は一蹴

2025年08月27日(水)10時28分

オーストラリア政府は27日、国内で起きた少なくとも2件の反ユダヤ主義的襲撃事件がイラン政府の指示で行われたとしてイラン大使に国外退去を通告したことに関連し、イスラエルの介入がこの措置につながったとする同国の主張を否定した。写真は8月26日、キャンベラで撮影(2025年 ロイター/Peter Hobson)

Renju Jose

[シドニー 27日 ロイター] - オーストラリア政府は27日、国内で起きた少なくとも2件の反ユダヤ主義的襲撃事件がイラン政府の指示で行われたとしてイラン大使に国外退去を通告したことに関連し、イスラエルの介入がこの措置につながったとする同国の主張を否定した。

イスラエル政府のメンサー報道官は26日、豪政府のパレスチナ国家承認決定を巡るネタニヤフ首相の「率直な介入」と批判が、イランに対する措置につながった可能性があると指摘。

「わが国とオーストラリアの関係は損なわれていたため、ネタニヤフ首相の時宜を得た介入を受けて豪政府がこうした措置を取ったことは歓迎すべきだ」と記者団に述べた。

バーク豪内相はABCラジオでこれについて「全くのナンセンスだ」と一蹴。「われわれが(情報機関の)分析を受け取ってから対応策の検討を始めるまで、1分もかからなかった」と述べた。

ネタニヤフ氏は9月の国連総会でパレスチナを国家承認すると表明したアルバニージー豪首相について「イスラエルを裏切り、オーストラリアのユダヤ人を見捨てた弱い政治家」などと呼び、個人攻撃を強めていた。

ロイター
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