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米首都への州兵派遣、支持38% 党派色鮮明=世論調査

2025年08月27日(水)10時06分

8月26日、トランプ米大統領が首都ワシントンの治安維持のため州兵を派遣したことについて、共和党支持層以外では賛同が少ないことが最新のロイター/イプソスの世論調査で明らかになった。ワシントンで21日撮影(2025年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)

Jason Lange

[ワシントン 26日 ロイター] - トランプ米大統領が首都ワシントンの治安維持のため州兵を派遣したことについて、共和党支持層以外では賛同が少ないことが最新のロイター/イプソスの世論調査で明らかになった。

ワシントンでの法執行に軍を用いることに賛成する米国民は38%にとどまり、反対は46%だった。残りは「分からない」または無回答だった。

共和党支持者の76%が派遣に賛成する一方、民主党支持者では8%だった。無党派では賛成28%、反対51%だった。

調査によると、トランプ政権の支持率は40%で、7月下旬から直近まで3回の調査で現政権の最低水準が続いている。トランプ氏の支持率は1月の復帰時には47%だったが、その後は低下している。共和党支持者の間では圧倒的な支持がある一方、民主党支持者からは強い反発を受け、無党派の約3分の2は不支持だ。

トランプ氏は今月、民主党の地盤であるワシントンの警察活動を支援するため、州兵の派遣を命じ、民主党が優勢な他の主要都市にも同様の措置を取る可能性を示唆した。

ロイター/イプソス調査では、ワシントンの地元警察を連邦政府の管理下に置くことを支持したのは36%で、民主党支持者は8%、共和党支持者は71%だった。

犯罪対策に関するトランプ氏の支持率は43%と比較的高く、移民政策を支持する割合と同程度となっている。

今回の調査は24日までの3日間実施し、全米の成人1022人から回答を得た。

ロイター
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