トランプ氏、15日会談で戦闘休止目指す 包括的停戦には時間=国務長官

ルビオ米国務長官は14日、ウクライナにおける紛争の包括的な停戦には時間がかかるという認識を示しつつも、トランプ大統領は15日に開くロシアのプーチン大統領との会談で、ウクライナにおける戦闘休止を目指す考えと述べた。ワシントンDCで7月撮影(2025年 ロイター/Umit Bektas)
[ワシントン 14日 ロイター] - ルビオ米国務長官は14日、ウクライナにおける紛争の包括的な停戦には時間がかかるという認識を示しつつも、トランプ大統領は15日に開くロシアのプーチン大統領との会談で、ウクライナにおける戦闘休止を目指す考えと述べた。
ルビオ長官は記者団に対し「平和を実現するには、安全保障に関する話し合いが必要と誰もが認識している。領土を巡る紛争や領土権に関する問題、何を巡って争っているのかについても協議が必要だ」と指摘。「これら全ては包括的な取り組みの一角となる。トランプ大統領の希望は、こうした対話が実現できるよう、一定の戦闘停止を達成することにある」という認識を示した。
トランプ大統領がこれまでにプーチン大統領と4回電話で会談したと確信しており、トランプ氏は「今回は直接会って目を合わせて話し、何が可能で何が不可能かを見極めることが重要と感じた」と述べた。
その上で、15日の会談で「何が可能かが分かるだろう。交渉がどう進むか見てみよう」とし、「われわれは平和を望み、できる限りのことをする考えだが、最終的にはウクライナとロシアが合意するかどうかにかかっている」と述べた。