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医薬品への関税、安保巡る調査に基づき導入の可能性=ナバロ上級顧問
2025年08月15日(金)03時23分

ナバロ米大統領上級顧問(貿易・製造業担当)は14日、トランプ政権は通商拡大法232条の調査に基づき、輸入医薬品に対する関税を課す可能性が高いとの認識を示した。ホワイトハウスで7月撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ワシントン 14日 ロイター] - ナバロ米大統領上級顧問(貿易・製造業担当)は14日、トランプ政権は通商拡大法232条の調査に基づき、輸入医薬品に対する関税を課す可能性が高いとの認識を示した。
ナバロ氏はCNBCとのインタビューで、海外の医薬品メーカーへの依存によって「国家安全保障上の危機に瀕していることは明らか」と語った。
トランプ大統領のサプライチェーン(供給網)強化を目的とした大統領令は、長期戦略契約を通じて国内の医薬品原料メーカーに最低価格を提供し、十分な需要を確保する見通しと説明。同時に、関税措置はインドと中国からの医薬品原料のダンピング(不当廉売)対策になるという認識を示した。