トランプ氏、エネ規制委トップに民主ロスナー氏指名 一時的との見方

トランプ米大統領は連邦エネルギー規制委員会(FERC)の委員長にデビッド・ロスナー氏を指名した。写真は石油掘削場。2019年2月、テキサス州ミッドランドで撮影(2025年 ロイター/Nick Oxford)
[ワシントン 13日 ロイター] - トランプ米大統領は連邦エネルギー規制委員会(FERC)の委員長にデビッド・ロスナー氏を指名した。FERCが13日に発表した。ロスナー氏は今年半ばからFERCの委員を務めてきた。
民主党のロスナー氏の任命は一時的なものとなる見込みだ。トランプ氏は6月、共和党の2人を委員に指名しており、上院の承認を待ちとなっている。
FERCは最大5人の委員で構成され、電力網、液化天然ガス(LNG)プロジェクト、各州間の石油・天然ガス輸送を規制している。先週、共和党のマーク・クリスティ委員が退任したため、現在の委員は3人となっている。
トランプ氏は6月、クリスティ氏の後任にローラ・スウェット氏を指名しており、上院の承認後、同氏を委員長に指名するとみられている。
トランプ氏はデビッド・ルセルテ氏も指名しており、両氏が上院で承認されれば、FERCは共和党が3対2の多数を占めることになる。
20年にわたり政府内外でエネルギー分野に携わってきたロスナー氏は、指名されたことを光栄に思うと述べた。
トランプ氏はペンシルベニア州の広大なガス田から北東部の州に天然ガスを運ぶパイプラインを開設したいと述べているが、この計画には各州が反対している。