USスチール工場で爆発、1人死亡・10人負傷

8月11日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ近郊にある日本製鉄傘下USスチールの工場で、複数の爆発が発生し、少なくとも1人が死亡、10人が負傷した(2025年 ロイター/ABC Affiliate WTAE)
Rich McKay Julia Harte
[11日 ロイター] - 米ペンシルベニア州ピッツバーグ近郊にある日本製鉄傘下USスチールの工場で11日、複数の爆発が発生し、少なくとも1人が死亡、10人が負傷した。
工場から炎と大量の煙が立ち上る中、消防隊員らが消火活動に当たっている。
当初、2人が行方不明と報告されたが、警察当局によると、1人は発見され、地元の病院に搬送された。もう1人は依然として行方が分かっていない。
爆発の原因についてもまだ不明。
警察当局者は「まだ救助活動中だ」とし、爆発に関する調査は「時間のかかる技術的な調査」になるだろうと述べた。
USスチールのデビッド・ブリット社長兼最高経営責任者(CEO)は声明で、原因究明のために地元当局と協力していると述べた。
ペンシルベニア州のシャピロ知事は、工場で複数の爆発があり、州政府が地元当局と連絡を取り合っているとXに投稿した。
負傷者の重症度は不明だが、報道では数人がやけどで病院に搬送されたと伝えられている。
爆発があったクレアトン・コーク・ワークス工場は米国最大のコークス製造施設で、従業員数は約1300人。 年間約430万トンのコークスを生産する10基のコークス炉を運営している。