FRB議長に「利下げの用意ある印象」とトランプ氏、金利巡り「良い」会談

トランプ米大統領は25日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長との会談は良好だったとし、パウエル氏は利下げの準備ができているという印象を受けたと語った。FRB本部の改修現場で24日撮影(2025年 ロイター/Kent Nishimura)
[ワシントン 25日 ロイター] - トランプ米大統領は25日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長と「良い会合ができた」とし、パウエル氏に利下げの用意があるかもしれないという印象を受けたと述べた。
トランプ氏は24日、FRB本部を訪問し、ホワイトハウスが費用をかけ過ぎとして批判を強めているFRB本部の改修現場を視察。公の場で利下げを改めて求める一方、パウエル議長を解任するつもりはないと明言した。
トランプ大統領は記者団に対し「金利について、非常に良い会合だったと思う」と語った。さらに、パウエル議長が米情勢は「極めて好調」と発言したと指摘し、「私はこの会話を受けて、パウエル氏が利下げを提言し始める意味と解釈した」と言明した。
29─30日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、FRBが金利を据え置くという予想が大勢。