ガザ、栄養失調の子ども救う治療食が不足 国連など活動の危機

人道危機が懸念されるパレスチナ自治区ガザ。国連や人道支援機関は、深刻な栄養失調の子どもたちの命を救うために必要な特別な治療食が不足する事態に直面していると指摘する。ガザ南部ハンユニスの病院で昨年7月撮影(2025年 ロイター/Mohammed Salem/File Photo)
Olivia Le Poidevin Charlotte Greenfield Jennifer Rigby
[ジュネーブ/エルサレム 25日 ロイター] - 人道危機が懸念されるパレスチナ自治区ガザ。国連や人道支援機関は、深刻な栄養失調の子どもたちの命を救うために必要な特別な治療食が不足する事態に直面していると指摘する。
ヨルダン・アンマンの国連児童基金(ユニセフ)の広報サリム・オウェイス氏は24日、ロイターに対し「治療用物資が不足するという悲惨な状況に直面している」と述べた。状況が改善しなければ、調理せずにすぐ食べられる栄養治療食(RUTF)が8月中旬までに枯渇する見通しで「現在、飢餓と栄養失調に直面している子どもたちにとって、本当に危険な状況だ」と述べた。
ユニセフは7月最初の2週間だけで、ガザで急性栄養失調の子ども5000人を治療した。オウェイス氏によると、ユニセフには3000人分のRUTFしか残っていないという。
世界保健機関(WHO)は、妊婦や5歳以下の子供など、最も弱い立場にある人々の栄養失調を防ぐことを目的としたガザのプログラムが栄養補助食品を使い果たしたため、活動停止を迫られる可能性があるとした。
ガザ中心部で栄養失調の子どもを治療する診療所を運営するセーブ・ザ・チルドレンは、2月以来、独自に物資を搬入することができておらず、国連の物資に頼っている。人道政策・アドボカシー担当グローバルヘッドのアレクサンドラ・サイエ氏は、国連の物資供給に支障が出れば、ユニセフのパートナー、その他の支援団体に影響が及ぶと述べた。
ユニセフによると、4月から7月中旬までに急性栄養失調と診断された子どもは2万0504人。そのうち3247人が重症で、その数は1─3月の約3倍にあたる。重度の急性栄養失調は死に至る可能性があり、また生存している子供たちにも長期的な身体的・精神的発達上の健康問題が生じる可能性がある。
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