ニュース速報
ワールド

イスラエル軍がレバノン空爆、ヒズボラ戦闘員含む12人死亡

2025年07月16日(水)00時34分

レバノン東部で15日、イスラエル軍が激しい空爆を行い、レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラ戦闘員5人を含む12人が死亡した。写真はイスラエルのカッツ国防相。2024年11月撮影(2025年 ロイター/Ronen Zvulun)

[エルサレム/ベイルート 15日 ロイター] - レバノン東部で15日、イスラエル軍が激しい空爆を行い、レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラ戦闘員5人を含む12人が死亡した。レバノン治安筋が明らかにした。今回の空爆による同地域での死者数は、昨年11月の米仲介によるレバノンとイスラエル間の停戦合意以来、最大となった。

イスラエル軍によると、空爆の標的となったのは、レバノン東部のベカー高原地域にあるヒズボラ戦闘員が使用する訓練キャンプと武器保管倉庫。イスラエルは、今回の攻撃は、イランの支援を受けるヒズボラの勢力再拡大を阻止するための警告だと主張している。

イスラエルのカッツ国防相は、この日の攻撃はヒズボラに「明確なメッセージ」を送ったとした上で、ヒズボラが精鋭部隊「ラドワン」を通じてイスラエルへの攻撃能力を再構築する計画を立てていると主張。「いかなる再建の試みにも最大限の武力で対応する」と述べた。また、今回の攻撃はレバノン政府へのメッセージでもあり、同政府は停戦合意の順守に責任を負うと強調した。

イスラエルによる今回の攻撃に対し、ヒズボラやレバノン政府からは直ちに反応していない。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米、小国向け関税通知を近く送付 税率10%強の可能

ワールド

トランプ氏、ベトナムとの貿易協定「ほぼ完了」

ビジネス

インフレなお課題、抑制へ政策金利活用が重要=マン英

ワールド

「ベセント長官はFRB次期議長の選択肢」、トランプ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パスタの食べ方」に批判殺到、SNSで動画が大炎上
  • 2
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長だけ追い求め「失われた数百年」到来か?
  • 3
    「飛行機内が臭い...」 原因はまさかの「座席の下」だった...異臭の正体にネット衝撃
  • 4
    「このお菓子、子どもに本当に大丈夫?」──食品添加…
  • 5
    真っ赤に染まった夜空...ロシア軍の「ドローン700機…
  • 6
    「史上最も高価な昼寝」ウィンブルドン屈指の熱戦中…
  • 7
    約3万人のオーディションで抜擢...ドラマ版『ハリー…
  • 8
    「巨大なヘラジカ」が車と衝突し死亡、側溝に「遺さ…
  • 9
    「オーバーツーリズムは存在しない」──星野リゾート…
  • 10
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「…
  • 1
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 2
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 3
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首」に予想外のものが...救出劇が話題
  • 4
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 5
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...AP…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 8
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「…
  • 9
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 10
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中