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シリア南部で宗派間衝突、30人以上死亡・100人負傷
2025年07月14日(月)18時43分
Suleiman Al-Khalidi
[アマン 14日 ロイター] - シリア内務省は14日、南部スワイダで宗派間の衝突が起き、30人以上が死亡、100人が負傷したと発表した。
衝突したのはイスラム教ドルーズ派の民兵とベドウィン部族の戦闘員で、目撃者によると11日にドルーズ派の商人が誘拐される事件が発生したことなどが発端となった。
内務省は紛争解決のため軍が介入を開始すると発表し、スワイダの地元関係者に対し治安部隊への協力を呼びかけた。
医療関係者はロイターに、少なくとも15人の遺体がスワイダ州立病院の遺体安置所に搬送されたと語った。
シリアでは昨年12月のアサド政権崩壊以降、少数派グループの間で緊張が高まっている。4月には首都ダマスカス南東部のジャラマナでイスラム教スンニ派の戦闘員と武装したドルーズ派住民の間で衝突が発生した。