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韓国医学生が復学表明、定員増に反発 政府に教育改革要請

2025年07月14日(月)11時15分

 政府の学部定員の増加計画に昨年抗議し登校を拒否していた韓国の医学生たちは12日、復学すると表明し、当局に対して教育課程のスケジュールを正常化するよう求めた。写真は抗議の様子。ソウルで昨年2月撮影(2025年 ロイター/Kim Soo-Hyeon)

[ソウル  12日 ロイター] - 政府の学部定員の増加計画に昨年抗議し登校を拒否していた韓国の医学生たちは12日、復学すると表明し、当局に対して教育課程のスケジュールを正常化するよう求めた。

医師の主要な利益団体「大韓医師協会(KMA)」は国会の教育委員会および医学生を代表するロビー団体と共同で発表した声明で「私たちは政府と国会を信頼し、医療教育と医療制度の正常化に貢献するため復学を果たす」と述べた。

復学の具体的な時期は明らかにされていない。

数千人の医学生が2024年初め、前政権が発表した数千人規模の医学部定員の増加計画に反発して登校を拒否した。

研修医たちは定員増加計画が医療教育の質の低下を招くと主張。単なる学生数の増加よりも、救急医療や小児科などの基幹的な診療部門に医師を集めるための改革が必要だと訴えた。

ロイター
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