米上院、連邦航空局長官にリパブリック航空前CEOを承認

7月9日、米上院は、連邦航空局(FAA)長官にリパブリック航空の前最高経営責任者(CEO)ブライアン・ベッドフォード氏が就任する人事を賛成53、反対43で承認した。米首都ワシントンで1月19日撮影(2025年 ロイター/Jeenah Moon)
[9日 ロイター] - 米上院は9日、連邦航空局(FAA)長官にリパブリック航空の前最高経営責任者(CEO)ブライアン・ベッドフォード氏が就任する人事を賛成53、反対43で承認した。
トランプ大統領が長官候補に指名したベッドフォード氏は、大手航空会社と提携して1日1000便近くを運航するリパブリック航空のCEOを25年余り務めた後、先週退任した。
ベッドフォード氏の任期は5年で、先週議会で可決された老朽化した米国航空交通管制システムの刷新に向けた125億ドルの資金調達などを統括する。
同氏はFAAの組織的カルチャーや指導力に批判的で、先月には国家運輸安全委員会(NTSB)から批判を受けた航空機大手ボーイングに対する厳しい監督も維持すると約束した。ボーイングを巡っては、1月にアラスカ航空が運航する737MAXの新型機で主要ボルト4本が欠如し、それが原因で一部側壁が吹き飛んだ事故が発生している。
ベッドフォード氏の前任者であるマイク・ウィテカー氏はバイデン前大統領が候補に指名し、2023年10月に全会一致で承認されたが、トランプ大統領が就任した1月に辞任を決めた。