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米軍、ウクライナに一部武器を供与 一時停止後

2025年07月10日(木)09時10分

 7月9日、米軍がウクライナに砲弾と多連装ロケットシステムのミサイルを輸送していると、2人の米政府当局者がロイターに明らかにした。写真は米国とウクライナの旗。2024年8月、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Daniel Becerril)

[ワシントン 9日 ロイター] - 米軍がウクライナに砲弾と多連装ロケットシステムのミサイルを輸送していると、2人の米政府当局者が9日にロイターに明らかにした。

複数の関係者は先週、国防総省が国内の武器在庫が過度に減少しているとの懸念から、ウクライナへの防空ミサイルや他の精密弾の供与を一部停止したと明らかにしていた。

しかし、トランプ大統領は7日、ロシアが攻勢を強める中、ウクライナの防衛を支援するために武器をさらに供与すると述べた。

政府当局者は匿名を条件に、155ミリ砲弾と誘導多連装ロケットシステム(GMLRS)のミサイルが現在ウクライナに提供されていると語った。輸送される武器の数や輸送が完了したかどうかについては明らかにしなかった。

今回の輸送が砲弾とミサイルのみである理由や、他の兵器の輸送再開が決定されたかどうかも不明。

トランプ氏は、ウクライナにパトリオット防空ミサイルを送ることを検討すると述べているが、時期は明らかではない。

ロイター
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