トランプ氏、医薬品に200%関税も 半導体関税なども近く発表へ

トランプ米大統領は8日、輸入する半導体や医薬品などに対する関税を近く発表する予定とした上で、医薬品に対する関税率は200%に達する可能性があると明らかにした。(2025年 ロイター/Pfizer/Handout via REUTERS)
[ワシントン 8日 ロイター] - トランプ米大統領は8日、輸入する半導体や医薬品などに対する関税を近く発表する予定とした上で、医薬品に対する関税率は200%に達する可能性があると明らかにした。
ただ、製薬会社が対処できるように「1年から1年半程度の猶予を与え、その後に関税を課す」という考えを示した。
「医薬品を国内に持ち込まなければならないなら、200%といった非常に高い関税を課す。(製薬会社が)適切に行動するための一定の期間を与える」と述べた。
関税を発表する具体的な時期は明らかにしなかった。
トランプ政権は4月、医薬品の海外生産への依存が国家安全保障上の脅威だとして、同業界に対する調査を開始した。トランプ氏は医薬品供給を他国に依存しなくて済むよう国内製造を拡大する必要があると主張している。調査を担当する商務省はまだ報告書を発表していない。
ラトニック商務長官はその後、CNBCに対し、「医薬品と半導体については今月末に調査が完了し、その後に大統領が政策を決定する」と述べた。