ガザ停戦は可能、合意には時間かかる=イスラエル高官

イスラエルとパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスとの間でカタールで行われている停戦交渉について、イスラエル当局者は8日、隔たりを埋められる可能性があるものの、合意には数日以上かかる見込みだと明らかにした。写真は空爆で被害を受けた住宅。7月8日、ガザで撮影(2025年 ロイター/Mahmoud Issa)
[エルサレム 8日 ロイター] - イスラエルとパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスとの間でカタールで行われている停戦交渉について、イスラエル当局者は8日、隔たりを埋められる可能性があるものの、合意には数日以上かかる見込みだと明らかにした。
ホワイトハウスのレビット報道官は7日、ウィトコフ中東担当特使が今週カタールの首都ドーハを訪れ、協議に参加する予定だと記者団に明らかにした。
パレスチナ当局筋は7日、ガザ地区への人道支援物資の搬入を巡って隔たりがあると述べた。
イスラエル政府高官は記者団に、ドーハでの合意成立には数日以上かかる可能性があると述べたが、具体的な問題点には言及しなかった。別のイスラエル高官は協議に進展があったとの認識を示した。
ネタニヤフ・イスラエル首相の側近であるゼエブ・エルキン氏は8日、イスラエル国営放送に対し、停戦合意に至る「かなりの可能性がある」との見方を示した。「ハマスはいくつかの核心的な問題を修正したいと考えている。簡単ではないが進展はしている」と語った。