ロシア軍、ウクライナ東部・北東部で2集落制圧 国防省発表
[モスクワ 6日 ロイター] - ロシア国防省は6日、ウクライナ東部ドネツク州と北東部ハリコフ州で新たに2つの集落を制圧したと発表した。
同省の声明によると、制圧したのはドネツク州ピドゥブネとハリコフ州クピャンスク近郊のソボリウカ。
同省はその後発表した声明で、ロシア軍の「東部」グループがピドゥブネ周辺の防衛線を突破したと述べた。ピドゥブネはドネツク州の要衝ポクロフスクの南西に位置する。
ウクライナ軍参謀本部は声明でいずれの集落の制圧にも言及していないが、クピャンスク近郊の複数の集落に対する攻撃について報告した。
ソボリウカはクピャンスクの西に位置し、ロシアの声明が事実なら同国軍がこの地域で前進したことを示す。
一方、インタファクス通信はロシア軍がウクライナ空軍基地や長距離ドローン(無人機)の部品製造施設、弾薬倉庫を攻撃したと伝えた。
また、ロシア軍がここ数週間に拠点を築いている北東部スムイ州では、ロシア軍の砲撃で国境に近い集落の住民2人が死亡したと州知事が明らかにした。