ユーロ圏サービスPMI、6月改定値は50.5 需要なお低調

S&Pグローバルがまとめた6月のHCOBユーロ圏サービス業購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.5と、再び拡大と縮小の分かれ目となる50を上回った。写真はマドリードのレストラン。2024年10月、スペインのマドリードで撮影(2025年 ロイター/Ana Beltran)
[ロンドン 3日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた6月のHCOBユーロ圏サービス業購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.5と、再び拡大と縮小の分かれ目となる50を上回った。企業の景況感は改善したものの需要の低迷が続き、拡大ペースは依然として緩やかであることが示された。
速報値の50.0から上方修正された。5月は49.7だった。
ハンブルグ商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「これは比較的弱い成長が長期化していることを示しており、過去27年間のPMIデータでこれほど長く続いた期間はない」と述べた。
製造業とサービス業を合わせた総合PMI改定値は50.6と前月の50.2から上昇し、3カ月ぶりの高水準となった。速報値は50.2だった。速報値の50.2からは上方修正されたものの、緩やかな伸びにとどまっている。
総合PMIの新規事業指数は49.7と、13カ月連続で50を下回ったものの、縮小ペースは緩やかになった。サービスPMIの雇用指数は4カ月連続で50を上回った。雇用は約4年半にわたって拡大傾向が続いている。
ユーロ圏の主要国では、アイルランドのPMIが4カ月連続で域内最高水準を維持したものの、1月以来の低水準に低下した。スペインがイタリアを抜いて2位に浮上し、ドイツは再び50を上回った。フランスは主要国で唯一の縮小となり、10カ月連続で50を割り込んだ。
ユーロ圏のサービス企業の景況感は年初来最高となった。ただ、長期的な傾向と比べるとなお低い水準にある。
サービス部門の投入価格は7カ月ぶりの低水準となったが、依然として比較的高水準だ。一方、サービス価格は3カ月ぶりの高水準となった。欧州中央銀行(ECB)のインフレ見通しを複雑化させる可能性がある。
デラルビア氏は「ECBはサービス価格の伸びが6月に加速し、投入価格も急上昇している現状に完全に満足することはまずないだろう」と述べた。
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