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気候変動対策と女性の地位向上に注力を、開発銀行トップが発言

2025年07月03日(木)11時37分

アジアと欧州の主要な多国間開発銀行(MDB)トップが、より大胆で柔軟かつ包摂的な姿勢を求める声に直面しているとして、気候変動対策と女性の地位向上に注力すべきだとロイターに語った。写真は7月1日、スペインのセビリアで撮影(2025年 ロイター/Claudia Greco)

[セビリア(スペイン) 2日 ロイター] - アジアと欧州の主要な多国間開発銀行(MDB)トップが、より大胆で柔軟かつ包摂的な姿勢を求める声に直面しているとして、気候変動対策と女性の地位向上に注力すべきだとロイターに語った。

欧州投資銀行(EIB)のナディア・カルビーニョ総裁とアジアインフラ投資銀行(AIIB)金立群総裁がセビリアで開催中の10年に一度の国連開発資金サミットの傍らで発言した。

このサミットは野心が欠如していると批判を浴びている上に、トランプ米大統領が今年初めに政権復帰する前は最大の国際援助提供国だった米国が参加しておらず、存在意義がかすんでいる。

トランプ氏はまた国連の気候変動対策の取り組みから米国を離脱させて包摂性に関する政策を覆そうとしており、世界中の数多くの企業や機関が多様性や持続可能性の推進に慎重になっている。

AIIBの金氏は市民社会がMDBに対して気候変動対策の推進を求める動きを「革新とより大きな影響力を目指す前向きな力」だと歓迎した。AIIBがデジタル、医療、教育インフラを含めたより広範な定義に基づき「気候変動に耐性のある」インフラ作りを支援していると述べた。

EIBのカルビーニョ氏は災害発生後に復興力の弱い国が債務返済を一時停止できる気候関連債務条項の構想を例に挙げ、気候変動を巡る高レベルの取り組みが具体的な投資や事業につながらなければならないと話した。

EIB初の女性総裁であるカルビーニョ氏は女性の地位向上が「正当であると同時に経済的にも賢明な選択であり…考えるまでもないことだ」とも語った。

金氏はAIIBが投資判断する際に女性の地位向上が重要になると述べ、コートジボワールの農村道路建設事業を例に言及した。この事業はかつて互いに孤立していた農村の女性農業従事者をカシューナッツやコーヒー豆などの産品を販売する主要な市場に結び付けた。

ロイター
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