ニュース速報
ワールド

米独立記念日休暇の旅行者数、過去最高の見通し 海外旅行にお得感

2025年07月03日(木)08時15分

 全米自動車協会(AAA)の予想では、今年の7月4日の独立記念日からの休暇期間中に50マイル(80キロ)を超える旅行を計画している人は約7220万人と過去最高を更新しそうだ。写真は2023年6月、同記念日の休暇前に混雑する米首都ワシントン近郊のレーガン・ナショナル空港で撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[ニューヨーク 2日 ロイター] - 全米自動車協会(AAA)の予想では、今年の7月4日の独立記念日からの休暇期間中に50マイル(80キロ)を超える旅行を計画している人は約7220万人と過去最高を更新しそうだ。2024年に比べ自動車旅行は130万人、飛行機旅行は8万人増えると見込まれている。

飛行機利用の場合、今年の傾向は国内より海外の旅行にお得感がある点。オンライン旅行代理店ホッパーによると、独立記念日からの休暇期間の国内航空運賃は前年比で約3%下がっているが、欧州やアジア向けの運賃は13%も安い。

南部ノースカロライナ州シャーロット在住で、家族が東部ニュージャージー州にいるという看護師のライアン・パテラさん(24)は「シャーロットから(ニュージャージーの)ニューアークまでの料金が250ドルするのに、ロンドンまで飛んでも500ドルなので、ニュージャージーより海外へ行くのが良いかもしれない」と語った。

ロイターが取材した旅行代理店約10社は、この夏は運賃値引きが続いているため顧客が欧州に殺到し、国内旅行派は自動車で行ける目的地を選んでいると明かした。

ある旅行業者は、出発日が近づいても過去2年ほど料金が跳ね上がらないため、直前で欧州旅行を予約する人が増えていると指摘。23年にどうしてもポルトガルを訪れたかった人はエコノミークラスで3000ドルほど支払っていたが、今年の料金は875─1500ドルだと付け加えた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米経済の不確実性、減税や規制緩和も含め分析すべき=

ワールド

オデーサ港に夜間攻撃、子ども2人含む5人負傷=ウク

ワールド

アングル:イランと停戦のイスラエル、「平和の配当」

ワールド

トランプ減税・歳出法案、下院審議で難航続く 共和強
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 2
    ワニに襲われた直後の「現場映像」に緊張走る...捜索隊が発見した「衝撃の痕跡」
  • 3
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 4
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコ…
  • 5
    米軍が「米本土への前例なき脅威」と呼ぶ中国「ロケ…
  • 6
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 7
    熱中症対策の決定打が、どうして日本では普及しない…
  • 8
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 9
    吉野家がぶちあげた「ラーメンで世界一」は茨の道だ…
  • 10
    「22歳のド素人」がテロ対策トップに...アメリカが「…
  • 1
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 2
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 3
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 4
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 5
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 6
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 7
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 8
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 9
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 10
    韓国が「養子輸出大国だった」という不都合すぎる事…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中