トランプ氏はイスラエル・イラン紛争への介入示唆せず=英首相

スターマー英首相(右)は17日、イスラエルとイランの紛争を巡り、トランプ米大統領は米国の介入意図を示唆する発言はしていないとの見解を示した。写真は16日、カナダのG7サミットで撮影(2025年 ロイター/Suzanne Plunkett)
[カナナスキス(加アルバータ州) 17日 ロイター] - スターマー英首相は17日、イスラエルとイランの紛争を巡り、トランプ米大統領は米国の介入意図を示唆する発言はしていないとの見解を示した。
スターマー氏はカナダで開催中の主要7カ国首脳会議(G7サミット)で記者団に対し、「(トランプ)大統領の発言の中に、この紛争に介入する意向を示唆するものは何もない。むしろ、G7の声明は緊張緩和に関するものだった」と述べた。
G7は16日遅くに声明を発表し、イスラエルへの支持を表明した上で、イランを中東の不安定要因だとして、中東地域の平和と安定を呼びかけた。また、トランプ大統領は17日、イラン核問題の「真の終結」を望んでいるとしたほか、イランとの協議に特使を派遣する可能性があると述べた。