北朝鮮、駆逐艦さらに建造計画 復旧船の進水式で金総書記が表明

6月12日、北朝鮮で、先月に横転事故を起こした新型駆逐艦の進水式が改めて行われ、金正恩朝鮮労働党総書記(写真)が出席した。6月12日、北朝鮮の羅津で撮影。KCNA提供(2025年 ロイター)
[ソウル 13日 ロイター] - 北朝鮮で12日、先月に横転事故を起こした新型駆逐艦の進水式が改めて行われ、金正恩朝鮮労働党総書記が出席した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が13日伝えた。
この事故は、金総書記が出席して先月21日に東部・清津で行われた進水式で発生した。金氏は激怒し、造船所関係者が拘束されたという。5000トン級の新型駆逐艦はその後、修復が行われたことが衛星画像で確認されていた。
KCNAによると、金氏は12日の式典で、修復作業によって北朝鮮の海軍力強化の取り組みが「遅れることはない」とし、「来年さらに2隻の5000トン級駆逐艦を建造する」計画があると語った。
また、米国とその同盟国による挑発行為に直面する中、太平洋における海上軍事的プレゼンスの強化が必要だと述べた。