ロシア新駐米大使がトランプ氏と面会、関係修復目指すと表明

6月11日、ロシアのダルチエフ新駐米大使は、就任に合わせてトランプ米大統領と面会し、米国との関係回復に努めると表明した。写真は、ロシア連邦大使館。2022年2月、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/ Tom Brenner)
[11日 ロイター] - ロシアのダルチエフ新駐米大使は11日、就任に合わせてトランプ米大統領と面会し、米国との関係回復に努めると表明した。ロシアの通信社が報じた。
ダルチエフ氏は「ロシアと米国は大国として、対立せずに平和的に共存することを運命付けられている」とし、「ロシア大使として、トランプ大統領と話をできたことは大変光栄で、私とその指揮下にあるこの大使館は、ロシアと米国の関係を修復し、正常で常識的な関係に戻すために全力を尽くすと確約した」と述べた。
ダルチエフ氏はこれまで、2度の米国赴任歴があり、2014─21年は駐カナダ大使も務めた。
ダルチエフ氏は、トランプ氏との面会は儀礼に従い短時間だったとし、「にもかかわらず、話し合いは非常に建設的だった」と話した。