ニュース速報
ワールド

自公立、年金底上げ盛り込む修正案で正式合意 党首会談で

2025年05月27日(火)17時09分

5月27日、 石破茂首相と公明党の斉藤鉄夫代表、立憲民主党の野田佳彦代表は、年金制度改革の関連法案を巡り会談し、基礎年金の底上げ措置を盛り込む修正を行うことで正式合意した。写真は国会議事堂。2014年12月撮影(2025年 ロイター/Yuya Shino)

Yoshifumi Takemoto

[東京 27日 ロイター] - 石破茂首相と公明党の斉藤鉄夫代表、立憲民主党の野田佳彦代表は27日、年金制度改革の関連法案を巡り会談し、基礎年金の底上げ措置を盛り込む修正を行うことで正式合意した。

修正案は、次回2029年の財政検証で基礎年金の将来の給付低下が見込まれる場合に底上げ措置を講じ、厚生年金の水準が一時的に下がることの影響も緩和する。

3党は実務者レベルで26日、基礎年金の底上げ措置を法案の付則に盛り込む修正協議で大筋合意していた。

基礎年金の底上げ策は厚生年金の積立金を活用し基礎年金の給付水準を引き上げる措置で、政府は当初、法案に盛り込む方針だったが、厚生年金の給付が一時的に下がることに自民党内から懸念の声が上がり削除された。しかし、野田立憲代表が「あんこのないアンパン」(21日の党首討論)と批判するなど野党が反発し、法案への記載が復活した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

英国王、カナダ議会開会演説 「強く自由な国」と表明

ビジネス

米耐久財受注、4月のコア資本財1.3%減 設備投資

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、米信頼感指数改善で 超長期

ワールド

ガザ南部の配給拠点に数千人が殺到、器物損壊も 約4
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:岐路に立つアメリカ経済
特集:岐路に立つアメリカ経済
2025年6月 3日号(5/27発売)

関税で「メイド・イン・アメリカ」復活を図るトランプ。アメリカの製造業と投資、雇用はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「ダイヤモンド」の生産量が多い国はどこ?
  • 2
    【クイズ】世界で2番目に「金の産出量」が多い国は?
  • 3
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界の生産量の70%以上を占める国はどこ?
  • 4
    ヘビがネコに襲い掛かり「嚙みついた瞬間」を撮影...…
  • 5
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 6
    空と海から「挟み撃ち」の瞬間...ウクライナが黒海の…
  • 7
    ハーバード大学にいられなくなった留学生、中国の大…
  • 8
    広島・因島の造船技術がアフリカを救う?...「もみ殻…
  • 9
    米国債デフォルトに怯えるトランプ......日本は交渉…
  • 10
    【クイズ】PCやスマホに不可欠...「リチウム」の埋蔵…
  • 1
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドローン母船」の残念な欠点
  • 2
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界の生産量の70%以上を占める国はどこ?
  • 3
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 4
    デンゼル・ワシントンを激怒させたカメラマンの「非…
  • 5
    アメリカよりもヨーロッパ...「氷の島」グリーンラン…
  • 6
    友達と疎遠になったあなたへ...見直したい「大人の友…
  • 7
    人間に近い汎用人工知能(AGI)で中国は米国を既に抜…
  • 8
    コストコが「あの商品」に販売制限...消費者が殺到し…
  • 9
    空と海から「挟み撃ち」の瞬間...ウクライナが黒海の…
  • 10
    「空腹」こそが「未来の医療」になる時代へ...「ファ…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 5
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 6
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 7
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 8
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 9
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 10
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中