インド、FATFにパキスタンを「グレーリスト」に加えるよう要請へ

5月23日、インド政府筋は、各国のマネーロンダリング(資金洗浄)対策などを調査する国際組織「金融活動作業部会」(FATF)に対し、パキスタンを「グレーリスト」に加えるよう働きかけることを明らかにした。両国の国境にあるワーガ検問所で4日撮影(2025年 ロイター/Mohsin Raza))
[ニューデリー 23日 ロイター] - インド政府筋は23日、インドは各国のマネーロンダリング(資金洗浄)対策などを調査する国際組織「金融活動作業部会」(FATF)に対し、パキスタンを「グレーリスト」に加えるよう働きかけることを明らかにした。また、世界銀行によるパキスタンへの資金援助にも反対する予定だと説明した。
パキスタンは2022年にグレーリストから外されたことで、危機的状況に陥っている経済の回復に不可欠な資金調達の道が開かれていた。グレーリストに再び入れられた場合、金融システムの欠陥が是正されるまでFATFが監視を強化することになる。
インドとパキスタンの係争地カシミールでは4月、イスラム教徒がヒンズー教徒観光客らを銃撃し、26人が死亡する事件が発生。インドは事件への報復として、インダス川の水資源の配分を定めた2国間協定の停止を含めた措置を講じている。パキスタンは事件への関与を否定し、インドが2国間協定を停止したのは戦闘行為だと反発している。
パキスタンの財務省はコメント要請に直ちには応じなかった。
インド政府筋は、パキスタンがグレーリストから外される条件を満たしていないため、再び入れるべきだと主張。また、インドが国際通貨基金(IMF)に対し、パキスタンはIMFから融資を受けるたびに武器の購入が急増していると伝えたことも明らかにした。ロイターはこの話が事実かどうかをすぐには確認できなかった。
FATF、世銀、IMFはいずれもコメント要請に応じなかった。
IMFは昨年、パキスタン向けに70億ドル規模の支援策を実施することを決定。今月には気候変動対応のため14億ドル規模の支援も決めた。IMFのジュリー・コザック報道官は22日の米首都ワシントンでの記者会見で、パキスタンが全て目標を達成し、改革を進展させたのを受け、理事会が昨年の支援策を承認するに至ったと語った。
一方、インドのモディ首相は22日、パキスタンと同国の軍、経済が「テロ攻撃のたびに重い代償を支払わなければならない」と訴えた。
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