ニュース速報
ワールド

シンガポール4月コアインフレ率、前年比0.7% 物価に下振れリスク

2025年05月23日(金)15時51分

 5月23日 シンガポールの4月の消費者物価指数(CPI)統計によると、コアインフレ率(民間道路輸送と住居費を除外)は前年比0.7%だった。写真は2022年12月、オーチャード・ロードで撮影(2025年 ロイター/Isabel Kua)

Bing Hong Lok

[シンガポール 23日 ロイター] - シンガポールの4月の消費者物価指数(CPI)統計によると、コアインフレ率(民間道路輸送と住居費を除外)は前年比0.7%だった。

ロイターがまとめた市場予想(0.5%)を上回ったが、依然として低水準で、当局は不透明な国際経済情勢を踏まえ、物価に下振れリスクがあるとの見方を示した。

3月のコアインフレ率は0.5%だった。

総合インフレ率は前年比0.9%。市場予想の0.8%をやや上回った。3月は0.9%だった。

コアインフレ率の加速は昨年9月以来。

シンガポール金融管理局と貿易産業省は今回の統計について「外部環境の不確実性が高まっており、インフレのリスクは下向きに傾いている」と表明した。

貿易産業省は先月、米国の関税の影響を理由に今年の国内総生産(GDP)伸び率見通しを1─3%から0─2%に引き下げた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米の医薬品関税、EUは上限15%で取り決めと欧州委

ビジネス

米PCE価格、8月前年比+2.7%に加速 コアは横

ワールド

訂正-国連安保理、26日に中ロ提案のイラン制裁復活

ビジネス

インフレ予測の信頼度低い、関税の影響で=リッチモン
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
2025年9月30日号(9/24発売)

トヨタ、楽天、総合商社、虎屋......名門経営大学院が日本企業を重視する理由

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、Appleはなぜ「未来の素材」の使用をやめたのか?
  • 2
    週にたった1回の「抹茶」で入院することに...米女性を襲った突然の不調、抹茶に含まれる「危険な成分」とは?
  • 3
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 4
    琥珀に閉じ込められた「昆虫の化石」を大量発見...1…
  • 5
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 6
    クールジャパン戦略は破綻したのか
  • 7
    中国、ネット上の「敗北主義」を排除へ ――全国キャン…
  • 8
    【クイズ】ハーバード大学ではない...アメリカの「大…
  • 9
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 10
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...…
  • 1
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 2
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分かった驚きの中身
  • 3
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 4
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがた…
  • 5
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...…
  • 6
    【動画あり】トランプがチャールズ英国王の目の前で…
  • 7
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 8
    「ミイラはエジプト」はもう古い?...「世界最古のミ…
  • 9
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の…
  • 10
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 7
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 8
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 9
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 10
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中