韓国地裁、保守系候補一本化に向けた党大会の開催認める 大統領選

韓国のソウル南部地裁は9日、保守系政党「国民の力」が大統領候補の一本化に向けた党大会を新たに開催できるとの判断を示した。候補である金文洙氏と韓悳洙氏の面会、8日撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)
Ju-min Park
[ソウル 9日 ロイター] - 韓国のソウル南部地裁は9日、保守系政党「国民の力」が大統領候補の一本化に向けた党大会を新たに開催できるとの判断を示した。
6月3日の大統領選を巡っては、国民の力が、公認候補である金文洙・前雇用労働相に対し、無所属の韓悳洙・前首相との候補一本化を求めているが、金氏はこれに反発し、新たな候補指名を差し止めることを要請。同氏の支持者も、11日に予定されている新たな党大会の開催阻止を求めていた。11日は大統領選の候補登録締め切り日。
ソウル南部地裁は9日、金氏と支持者の訴えをともに退けた。
保守系候補の一本化は、支持率でリードする最大野党「共に民主党」候補の李在明前代表に対抗するための数少ない選択肢の1つと見られている。
金氏と韓氏は8日に面会したが、一本化で合意できなかった。韓氏は11日までに金氏と合意できなければ出馬を取り下げると述べている。