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英労働党に複数のサイバー攻撃、サイトなどダウン 総選挙控え

2019年11月13日(水)06時34分

来月に総選挙が行われる英国で、野党・労働党のシステムが12日にかけて複数のサイバー攻撃を受けたことが、関係者らの話で判明した。写真はブラックプールで演説する労働党のコービン党首(2019年 ロイター/PHIL NOBLE)

[ロンドン 12日 ロイター] - 来月に総選挙が行われる英国で、野党・労働党のシステムが12日にかけて複数のサイバー攻撃を受けたことが、関係者らの話で判明した。

労働党は12日、党のシステムが巧妙かつ大規模なサイバー攻撃を受けたものの、防御が効き、データの漏えいはなかったと公表していた。そのわずか数時間後に2回目の攻撃があり、党のウェブサイトが閲覧できなくなったり、インターネットのサービスが停止するなどしたという。

関係者らは、1回目と2回目の攻撃の犯人が同一人物かは不明だが、外国勢力とのつながりを示す証拠は今のところ見られないとした。

労働党の報道官は2回目の攻撃について調査中で、復旧に取り組んでいるとした。

また与党・保守党もこの日、サイバー攻撃を受けたことが関係者2人の話で明らかになった。

保守党へのサイバー攻撃は1600GMT(日本時間13日午前1時)前に始まり、小1時間続いたが、党のウェブサイトが停止することはなかったという。

保守党の広報担当は現時点でコメントはないとした。

関係者の1人によると、労働党に攻撃した犯人とは異なるもようだという。

*内容を追加しました。

ロイター
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