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トランプ政権初の安保戦略発表 ロシア批判、中国に警戒感

2017年12月19日(火)07時58分

 12月18日、トランプ米大統領は就任後初めてとなる国家安全保障戦略を発表した(2017年 ロイター/Carlos Barria)

[ワシントン 18日 ロイター] - トランプ米大統領は18日、就任後初めてとなる国家安全保障戦略を発表した。「米国第一」主義に基づく同戦略では、ロシアが世界のさまざまな国で内政に干渉していると指摘。ただ、昨年の米大統領選介入を巡る批判は控えた。

戦略では、中国とロシアを米国の競争相手と位置付け、米国に挑戦し、安全や繁栄を脅かそうとしていると警戒を示した。

さらにロシアについて「世界各国の世論に影響を与えるため、サイバー攻撃などの情報活動を行っている。その作戦は秘密の情報活動やネット上の偽人格のほか、国営メディア、第三者、報酬を受け取った交流サイト利用者を織り交ぜている」と分析した。

トランプ氏は同戦略に関するスピーチで、米国からの情報で阻止されたサンクトペテルブルクの爆破計画についてロシアのプーチン大統領から電話で謝意を伝えられたことに触れたが、一方で「協力の機会は探るものの、われわれはこれまで以上に国民や自国を守る」と強調した。

また、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮については、挑発に対応する以外に「選択肢はない」と強い姿勢を示した。

*内容を追加しました。

ロイター
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