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フィリピン政府、大統領は「健在」と発表 健康不安説を否定

2017年06月27日(火)16時03分

 6月27日、フィリピン政府は、今月に入って公の場にほとんど姿を見せず健康不安が取り沙汰されているドゥテルテ大統領(72)について「健在だ」と発表し、健康不安説を否定した。写真はカガヤンデオロの軍キャンプの病院で11日撮影(2017年 ロイター/Romeo Ranoco)

[マニラ 27日 ロイター] - フィリピン政府は27日、今月に入って公の場にほとんど姿を見せず健康不安が取り沙汰されているドゥテルテ大統領(72)について「健在だ」と発表し、健康不安説を否定した。

大統領は過密スケジュールで知られ、長時間の演説を1日に数回こなすこともあった。しかし、今月に入って公の場に姿を現す機会が激減。公務で姿を見せたのは20日が最後とされる。

とりわけ、フィリピン南部のミンダナオ島マラウィ市で過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力の掃討作戦が1カ月以上続き、同国がドゥテルテ政権発足以降で最大の危機を迎えているにもかかわらず、大統領があまり表舞台に姿を見せないことが人々の疑念を募らせている。

大統領報道官は27日、記者団に対し「大統領は健在で、職務に忙しいだけだ」と説明した。

大統領は同日、一部の閣僚と会談予定で、夜には大統領官邸で開かれるイスラム教断食明け祭の終わりを祝うイベントに出席するという。

ロイター
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