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メキシコのカトリック大司教区、壁建設関与者は「裏切り者」と非難
2017年03月27日(月)16時13分
3月26日、トランプ米大統領(写真)が不法移民流入阻止のためにメキシコとの国境沿いに壁建設を計画している問題について、メキシコ最大のカトリック大司教区は、壁の建設に参入するメキシコ企業は不道徳だとし、祖国に対する裏切り者と見なされるべきだと批判した。ワシントンで24日撮影(2017年 ロイター/Kevin Lamarque)
[メキシコ市 26日 ロイター] - トランプ米大統領が不法移民流入阻止のためにメキシコとの国境沿いに壁建設を計画している問題について、メキシコ最大のカトリック大司教区は26日、壁の建設に参入するメキシコ企業は不道徳だとし、祖国に対する裏切り者と見なされるべきだと批判した。
オンライン版の週刊機関紙に意見記事を掲載した。同司教区は、壁建設から利益を得ようとする企業に対し、より強固に対応するよう政府への圧力を強めたい考えだ。
メキシコのグアハルド経済相は21日、壁の建設事業への参画は「利益にならない」と同国の企業をけん制したが、記事では、「熱意がない」と政府の対応を非難した。
また、壁は偏見と差別を生むだけだと強調し、「人間の尊厳を侮辱する事業への参画は、自ら墓穴を掘ることになる」と述べた。
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