ニュース速報

ワールド

インドネシアと防衛協力の覚書、シーレーン防衛で重要=中谷防衛相

2015年03月22日(日)17時20分

中谷元防衛相は22日、防衛大学校の卒業式後に記者団の取材に応じ、インドネシアと23日に防衛協力の覚書を交わすことを明らかにした。2014年12月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)

[横須賀市 22日 ロイター] - 中谷元防衛相は22日、防衛大学校の卒業式後に記者団の取材に応じ、インドネシアと23日に防衛協力の覚書を交わすことを明らかにした。南シナ海の周辺諸国との関係を強化し、中国をけん制する動きの一環。

同相は、日本の海上交通路(シーレーン)防衛にとって重要との認識を示した。

覚書は、初来日するインドネシアのジョコ大統領と安倍晋三首相が首脳会談を開く23日に署名する。大臣レベルの会合や当局間の協議、部隊間の交流を増やすほか、防衛装備品・技術で協力していくことなどを盛り込む。

中谷防衛相は「インドネシアとの防衛協力に一層弾みがつくと期待している」と指摘。「インドネシアは国際海峡を有しており、シーレーンにとって重要だ。日本の安全保障上、たいへん有意義と考えている」と語った。

海洋進出を活発化させる中国を念頭に、日本は東南アジア諸国連合(ASEAN)各国との軍事協力の強化を急いでいる。フィリピンとも1月に覚書を交わしたばかり。

(久保信博)

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、ファーウェイ向け半導体輸出許可取り消し インテ

ビジネス

米メタ、広告向け画像生成AIツールを拡充

ビジネス

トヨタの今期、2割の営業減益予想 成長領域などへの

ワールド

ノルウェー中銀総裁、当面の金利据え置き示唆 インフ
MAGAZINE
特集:岸田のホンネ
特集:岸田のホンネ
2024年5月14日号(5/ 8発売)

金正恩会談、台湾有事、円安・インフレの出口......岸田首相がニューズウィーク単独取材で語った「次の日本」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 2

    「自然は残酷だ...」動物園でクマがカモの親子を捕食...止めようと叫ぶ子どもたち

  • 3

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 4

    「真の脅威」は中国の大きすぎる「その野心」

  • 5

    いま買うべきは日本株か、アメリカ株か? 4つの「グ…

  • 6

    デモを強制排除した米名門コロンビア大学の無分別...…

  • 7

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 8

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが......…

  • 9

    中国軍機がオーストラリア軍ヘリを妨害 豪国防相「…

  • 10

    イギリスの不法入国者「ルワンダ強制移送計画」に非…

  • 1

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 2

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 3

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 4

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 5

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミ…

  • 6

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 7

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 8

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 9

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 10

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが......…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

  • 10

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中