ニュース速報

ワールド

「スパイ」銃殺の少年兵はフランス人か、イスラム国の映像に登場

2015年03月12日(木)11時28分

 3月11日、過激派組織「イスラム国」が、アラブ系イスラエル人の男性が少年兵によって殺害される映像を公開したことについて、仏当局は少年兵がフランス人かどうか捜査している。写真はイスラエル人男性の母親(2015年 ロイター/Ammar Awad)

[パリ 11日 ロイター] - 過激派組織「イスラム国」が、アラブ系イスラエル人の男性が少年兵によって殺害される映像を公開したことについて、仏当局は少年兵がフランス人かどうか捜査している。警察筋が明らかにした。

映像では、オレンジ色の服を着たモハメド・ムサラム氏が屋内で、どのようにイスラエル対外情報機関モサドに雇われ訓練を受けてきたかを説明。その後、ムサラム氏は屋外に連れ出され、少年兵が同氏の頭部を撃つ様子が映されている。

また、映像の中では少年兵の横にフランス語を話す戦闘員が立っている。仏警察筋によると、仏当局はこの戦闘員が2012年3月に起きたユダヤ人学校襲撃事件のモハメド・メラ容疑者(警察が射殺)の兄弟とみているという。

同筋はロイターに対し、映像に登場する少年兵がその戦闘員の息子かどうかを仏当局が判断しようとしていると明らかにした。

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ルーマニア、「パトリオット」供与で協議の用意 米と

ビジネス

郵船、発行済み株式の7.6%・1000億円を上限に

ビジネス

午前の日経平均は反落500円超安、円安進み為替介入

ワールド

カボベルデ、アフリカ初の平和サミット出席表明 ゼレ
MAGAZINE
特集:岸田のホンネ
特集:岸田のホンネ
2024年5月14日号(5/ 8発売)

金正恩会談、台湾有事、円安・インフレの出口......岸田首相がニューズウィーク単独取材で語った「次の日本」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 2

    「自然は残酷だ...」動物園でクマがカモの親子を捕食...止めようと叫ぶ子どもたち

  • 3

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 4

    「真の脅威」は中国の大きすぎる「その野心」

  • 5

    いま買うべきは日本株か、アメリカ株か? 4つの「グ…

  • 6

    デモを強制排除した米名門コロンビア大学の無分別...…

  • 7

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 8

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが......…

  • 9

    中国軍機がオーストラリア軍ヘリを妨害 豪国防相「…

  • 10

    イギリスの不法入国者「ルワンダ強制移送計画」に非…

  • 1

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 2

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 3

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 4

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 5

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミ…

  • 6

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 7

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 8

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 9

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 10

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが......…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

  • 10

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中