11月百貨店売上は0.9%増で4カ月連続プラス、インバウンドは2カ月ぶり減=百貨店協会
12月25日 日本百貨店協会が25日に発表した11月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比0.9%増の約5214億円となり、4カ月連続で前年を上回った。写真は2017年7月、都内で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
Tetsushi Kajimoto
[東京 25日 ロイター] - 日本百貨店協会が25日に発表した11月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比0.9%増の約5214億円となり、4カ月連続で前年を上回った。国内売り上げが順調に伸びて、インバウンドの落ち込みを補った。、
売上高、入店者数(1.7%増)ともに前年を上回った。休日が2日多かったのに加え、気温の低下から、コートなど冬物衣料をはじめ防寒商品が伸長し、売上構成比の高い衣料品が全体を牽引した。また、時計、宝飾品等高額品も各社企画の顧客向け催事で順調に推移した。
好調な国内客売上とは対照的に、インバウンド売上高は2.5%減と2カ月ぶりに減少に転じた。売上高502億円と全体のシェア9.6%を占めるインバウンドの売り上げだが、高額品を含む一般物品がマイナスになった。購買客数は50.8万人となり、前年比2.2%減と4カ月ぶりのマイナスに転じた。
国別では、売上、客数共に中国、台湾がプラスを維持している。欧米諸国も伸長したが、香港、韓国は2桁の減少だった。





