北朝鮮、24日に長距離地対空ミサイル試射...金総書記が立ち会い
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記。平壌で撮影。KCNAが12月12日公開。REUTERS/KCNA
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は24日、東海近くの実験場で長距離地対空ミサイルの試射に立ち会ったと、国営メディア朝鮮中央通信(KCNA)が25日に報じた。
KCNAによると、この実験は新型高高度ミサイルの開発に向けた戦略技術の評価を目的とし、200キロ離れた空中の標的を破壊した。
KCNAはまた、金氏が別の場所で地対空ミサイル発射能力を持つ8700トンの原子力潜水艦の建造を監督したと伝えた。訪問の具体的な日時や場所は特定しなかった。
KCNAによると、金氏は核戦力の全面的開発と海軍の近代化は不可欠かつ不可避である一方、「現在の世界は決して平和ではない」と発言。米国と合意している韓国の原子力潜水艦開発計画は朝鮮半島の緊張をさらに高め、国家安全保障にリスクをもたらすため、自ら行動を起こす必要があると述べた。
KCNAは別の声明で、米軍の原子力潜水艦が今週韓国の港に入港したことを「朝鮮半島と地域の軍事的緊張を高める行為」だと批判した。韓国海軍は23日、米原子力潜水艦「グリーンビル」が乗組員の休暇と物資積み込みのため釜山港に到着したと発表した。
聯合通信によると、韓国軍合同参謀本部は、ミサイル試射が24日0800GMT(日本時間午後5時)に実施されたと確認。同本部の高官は、発射の準備が進められ、準備が整ったことを認識していたと述べたという。
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