11月ショッピングセンター売上高は前年比6.2%増=日本SC協会
写真はイオンのショッピングモール。2020年撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
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Tetsushi Kajimoto
[東京 25日 ロイター] - 日本ショッピングセンター(SC)協会が25日に発表した11月のSC既存店売上高は前年比6.2%増となった。前年比での増加は45カ月連続。
11月は気温が低下、冬物商品の売れ行きが堅調に推移したことに加え、休日の日数が2日多く3連休も2回あり、レジャー需要に対応する広域商圏型SCが特に好調だった。ブラックフライデー等の販促活動も前年を上回る盛り上がりを見せた。
業種別では「ファッション」が、11月後半からの気温低下により秋冬衣料が増勢を維持。防寒機能付きのアウターやインナーなどにも動きがみられた。「雑貨」はキャラクター商品や気温低下により防寒アイテムが順調に推移した。
協会の担当者は「物価高止まりによる消費への影響や日中関係悪化による中国からのインバウンド旅客の渡航中止等懸念はある」ものの、空港や百貨店とはビジネスモデルが違い「ショッピングセンターとしては中国からの客の動向にこれまでもあまり影響はうけてこなかった」としている。





