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12月の日銀利上げ織り込み済み、「注目はペースと到達点」=三井住友FG社長

2025年12月17日(水)18時11分

写真は1月23日、都内の日銀本店前で撮影。REUTERS/Issei Kato

Kentaro Okasaka Miho Uranaka

[東京 17日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループの中島達社長は、今月18─19日に開かれる日銀の金融政策決定会合での利上げについて「上げるのではないかとは予想している」と述べた上で、0.25%の追加利上げは市場ではほぼ織り込まれているとの見方を示した。むしろ注目すべきは今後の利上げペースや最終到達点(ターミナルレート)に関する日銀のメッセージだと指摘した。   

中島氏は10日、ロイターとのインタビューに応じ、日銀のメッセージが「思ったよりハト派だったりタカ派だったりすると、それに応じてマーケット金利も動くだろうし、場合によっては円安にまた振れる可能性がある」として、発表後の市場反応を注意深く見極める必要があるとの認識を示した。

「日銀が利上げし、今後も上げていくという姿勢を見せたにもかかわらずマーケットがさらに円安方向に動くような時には、為替介入も選択肢として出てくる可能性はある」と述べ、為替市場の動向次第では政府・日銀による介入の可能性にも言及した。

高市早苗政権については「日本経済をより強くするという意味でプラスだと思う」と評価。一方で、長期金利の上昇については「2%という水準自体は、世界的に見てもそれほど高い水準ではない」としつつ、「政府が財政規律をしっかり意識していないと、いきなり2%が3%、4%と上昇する可能性もある」と警戒感を示した。      

傘下の三井住友銀行が保有する約10.6兆円(9月時点)の国債のポートフォリオについても触れ、長期金利が上昇局面にあるとして「基本的に国債のリスクは取っていない」と説明した。そのうえで「デュレーションを極めて短くしている。しばらくはこの姿勢は変わらない」と述べ、慎重な運用姿勢を強調。金利の水準が「この辺で定着する」と判断できる段階までは、長期債の積極的な買い増しには動かない考えを示した。

ロイター
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