世界の投資家、過去3年半で最も強気 BofA調査
バンク・オブ・アメリカの月次ファンドマネジャー調査によると、世界の投資家は12月、過去3年半で最も強気のポジションを組んでいる。マクロ経済環境と政策を巡る楽観論が限界まで高まり、リスク資産への配分が増えた。写真はニューヨーク証券取引所で働くトレーダー。15日撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[ミラノ 16日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカの月次ファンドマネジャー調査によると、世界の投資家は12月、過去3年半で最も強気のポジションを組んでいる。マクロ経済環境と政策を巡る楽観論が限界まで高まり、リスク資産への配分が増えた。
現金保有比率は前月の3.7%から下がって過去最低の3.3%を記録。対照的に、株式とコモディティー(商品)の配分は2022年2月以来で最高となった。
調査の「ブル・アンド・ベア」指数は7.9%に上昇して「売りシグナル」水準に接近。投資家の強気ポジションがリスク資産にとって最大の逆風であり続けていることを示した。
利益予想は2021年8月以来で最も高かった。ファンドマネジャーの57%は世界経済のソフトランディングを予想し、ハードランディングを予想する回答は3%にとどまった。
来年の最大のテールリスクには人工知能(AI)バブルが挙がった。テールリスクの4番目にはクレジットイベント(信用事由)が入り、最も信用事由を引き起こしそうな要因としては、銀行を介さない直接融資であるプライベートクレジットと、クラウドサービスを大規模展開する「ハイパースケーラー」企業による支出が挙げられた。
最も過密しているトレードには54%が「『(超大型ハイテク株)マグニフィセント7』ロング」を挙げ、次いで「金(ゴールド)のロング」が29%と多かった。





