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吉利汽車、2.84億ドル投じ試験施設開設 安全意識高まりに対応

2025年12月15日(月)12時23分

 中国の吉利汽車は12日、自動車業界全般向けに安全試験を提供する2億8400万ドルの施設を開設した。写真は同社の「ギャラクシーE8」。北京モーターショーで昨年4月撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)

[上海 12日 ロイター] - 中国の吉利汽車は12日、自動車業界全般向けに安全試験を提供する2億8400万ドルの施設を開設した。中国自動車業界では長期化する価格競争によりメーカーがコスト削減と開発速度を優先され、製品の品質への懸念が高まっていることが背景にある。

中国浙江省寧波市に設立された「吉利安全センター」は27種類の試験を行う。吉利の李伝海・副総裁は、これにより吉利は知能化・電動化自動車の主要技術における安全基準の世界的な指導者になると述べた。

電池の安全性と先進運転支援システム(ADAS)などの知能化機能の信頼性は引き続き消費者の最優先事項で、新施設はこれに対応する手助けをすると説明。「(中国における)注目度の高い事故や、国内規制の強化を伴い消費者は安全意識を高めている。それが購買決定に影響し、業界の発展にもつながる」と語った。

3月に発生した中国の小米科技(シャオミ)の電動セダン「SU7」の死亡事故に関する報道はソーシャルメディアで拡散し、電気自動車(EV)とスマート運転機能の安全性を巡る疑問が広がった。

これを受けて中国当局は電池式自動車の監視を強化し、今年に入って国内ブランドのリコールが増加している。

ロイター
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