日野と三菱ふそう、統合会社名はＡＲＣＨＩＯＮ 生産拠点を集約

　１０月９日、日野自動車は、来年４月に予定する三菱ふそうトラック・バスとの経営統合後の新会社名を「ＡＲＣＨＩＯＮ」とすると発表した。写真は日野自動車のロゴ。２０１７年１０月、都内で撮影（２０２５年　ロイター/Kim Kyung-Hoon）

Kentaro Okasaka

［東京　９日　ロイター］ - 日野自動車は９日、来年４月に予定する三菱ふそうトラック・バスとの経営統合後の新会社名を「ＡＲＣＨＩＯＮ」とすると発表した。

両社は対等な立場で統合し、商用車の開発、調達、生産の分野で協力。統合会社は両社の株式を１００％保有する予定。独ダイムラートラックとトヨタ自動車が統合会社の株式をそれぞれ２５％保有することを目指す。

生産拠点・物流ネットワークの最適化を図るため、２０２８年末までに現在５カ所ある国内のトラック生産拠点を川崎製作所（神奈川県川崎市）、古河工場（茨城県古河市）、新田工場（群馬県太田市）の３カ所に集約する。

ＡＲＣＨＩＯＮは、英語で弓型の構造物を意味する「ＡＲＣＨ」と、遠い過去から未来まで続く様子を意味する英語の「ＥＯＮ（ＩＯＮ）」を融合。「輸送の未来を創造し、より良い暮らしを次世代に受け継いでいく志を表している」という。