ドイツ競争当局がＴｅｍｕを調査、出品者の価格設定に介入の疑い

ドイツの競争当局は８日、中国発インターネット通販の「Ｔｅｍｕ（テム）」がサイト上で外部の出品業者の価格設定に影響力を行使していないか調査する手続きを開始したと発表した。同社のロゴマーク。２０２４年撮影（２０２５年　ロイター／Dado Ruvic）

［ベルリン　８日　ロイター］ - ドイツの競争当局は８日、中国発インターネット通販の「Ｔｅｍｕ（テム）」がサイト上で外部の出品業者の価格設定に影響力を行使していないか調査する手続きを開始したと発表した。

同当局のトップは「Ｔｅｍｕがドイツのサイトで出品業者の価格設定に容認できない要件を課した可能性があるという疑惑について調査している」とし、「こうした要件は競争の重大な制限となり、最終的には他の販売経路での価格上昇につながる可能性がある」と述べた。

Ｔｅｍｕは声明で、事業を展開する市場の法規制を順守しているとし、「関連するいかなる懸念事項も確実に解決できると確信している」と述べた。