米商務省、エヌビディアのＵＡＥ向け半導体輸出を承認＝報道

　１０月８日、米商務省は半導体大手エヌビディアに対し、数十億ドル相当のアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）向け輸出を承認した。写真は同社のロゴ。８月撮影（２０２５年　ロイター/Dado Ruvic）

[８日 ロイター] - 米商務省は半導体大手エヌビディアに対し、数十億ドル相当のアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）向け輸出を承認した。ブルームバーグ・ニュースが８日に報じた。

両国は５月、人工知能（ＡＩ）に関する協定を結んでおり、輸出承認はこれに基づく措置。ＵＡＥの首都アブダビに米国外で最大のＡＩキャンパスを建設する計画もある。

ブルームバーグによると、米政府報道官は「商務省は米国とＵＡＥとの間で進めている変革的なＡＩパートナーシップ協定に全面的に取り組んでいる」と述べた。

エヌビディアはこの報道に対するコメントを控えた。ホワイトハウスと商務省はロイターのコメント要請に応じていない。

米政府は、中国と緊密な関係があるとの理由でＵＡＥ向けの最先端半導体輸出を制限していたが、トランプ政権がこの制限を撤回した。