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NBAがアリババと提携、AIパートナーに 6年ぶり中国復帰控え

2025年10月09日(木)15時14分

 10月9日、米プロバスケットボール協会(NBA)と中国電子商取引大手アリババ・グループは、NBAが2019年以来の中国市場復帰を記念してマカオで2試合を行うのを前に、複数年にわたるパートナーシップを結んだと発表した。写真は、北京で開催された中国国際サービス貿易博覧会(CIFTIS)で、同社のロゴが掲げられたブースの横を歩く男性。9月撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)

Joyce Zhou

[マカオ 9日 ロイター] - 米プロバスケットボール協会(NBA)と中国電子商取引大手アリババ・グループは9日、NBAが2019年以来の中国市場復帰を記念してマカオで2試合を行うのを前に、複数年にわたるパートナーシップを結んだと発表した。

NBAは10日と12日にマカオでプレシーズンゲームを行う。これはラスベガス・サンズのマカオ部門サンズ・チャイナとの5年契約の一環。

NBAのゲームがマカオで行われるのは初めて。米中間の政治的緊張が高まる中、約3億人がバスケットボールをプレーする中国でNBAに対する注目度を高めるのが狙い。

アリババの発表によると、同社はNBAに人工知能(AI)とクラウドコンピューティングサービスを提供。中国のNBAアプリでのファン体験を強化する。

アリババ・クラウドはNBA中国の公式クラウドコンピューティング・AIパートナーになるという。

19年の香港民主化デモを巡り、ヒューストン・ロケッツの当時のゼネラルマネジャーがデモを支持するメッセージを交流サイト(SNS)に投稿。大炎上した余波で中国当局はNBAの試合放送を停止したほか、企業スポンサーも逃げ出し、NBAは当時、劇的な財政的影響を被ったと説明。中国でのNBAプレシーズンゲームも廃止された。

ロイター
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