過度な変動や無秩序な動きをしっかり見極めていく＝為替で加藤財務相

　加藤勝信財務相（写真）は７日の閣議後会見で、外為市場でドルが約２カ月ぶりに１ドル＝１５０円台に上昇したことに関連し、為替は「ファンダメンタルズ（経済の基礎的条件）を反映して安定的に推移することが重要」との認識を改めて示し、政府として「為替市場における過度な変動や無秩序な動きについてしっかり見極めていく」と語った。２０２４年１０月、東京で撮影（２０２５年　ロイター/Issei Kato）

Kentaro Sugiyama

［東京　７日　ロイター］ - 加藤勝信財務相は７日の閣議後会見で、外為市場でドルが約２カ月ぶりに１ドル＝１５０円台に上昇したことに関連し、為替は「ファンダメンタルズ（経済の基礎的条件）を反映して安定的に推移することが重要」との認識を改めて示し、政府として「為替市場における過度な変動や無秩序な動きについてしっかり見極めていく」と語った。

加藤財務相は「具体的なコメントは市場に不測の影響を及ぼす恐れがあることから差し控える」とも述べた。

４日の自民党総裁選で「責任ある積極財政」を掲げた高市早苗氏が勝利したことを受け、金融市場では日経平均株価が大幅上昇し史上最高値を更新。日銀の利上げが後ずれするとの思惑から円安が進行している。