ニュース速報
ワールド

エクソン、第3四半期上流部門利益は最大3億ドル上振れの可能性

2025年10月07日(火)14時13分

 10月7日 米石油大手エクソンモービルは6日、証券当局へ提出した資料で、原油価格の変動を背景に第3・四半期の上流部門利益は、最悪の場合1億ドル下振れ、最高なら3億ドル上振れる可能性があると明らかにした。写真はエクソンモービルの社屋。2022年2月にガイアナの首都ジョージタウンで撮影(2025年 ロイター/Sabrina Valle)

Sumit Saha Sheila Dang

[6日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービルは6日、証券当局へ提出した資料で、原油価格の変動を背景に第3・四半期の上流部門利益は、最悪の場合1億ドル下振れ、最高なら3億ドル上振れる可能性があると明らかにした。

精製マージンの拡大は3億─7億ドルの増益につながってもおかしくないとしている。

天然ガス価格変動が上流部門利益に与える影響は、2億ドル減から2億ドル増の範囲になる見込みだという。

リストラ関連費用は全体の利益を4億─6億ドル押し下げる恐れがある。同社は先週、カナダと欧州連合(EU)を中心に世界中で2000人をレイオフすると発表した。

BMOキャピタル・マーケッツのアナリスト、フィリップ・ジュングワース氏は、構造的なコスト節減の取り組みが追い風になる半面、経費増大でそれが打ち消される可能性もあるとの見方を示した。

正式な第3・四半期決算の発表は10月31日の予定。LSEGがまとめたアナリストの調整後1株利益予想のコンセンサスは1.79ドルとなっている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米給与の伸び鈍化、労働への需要減による可能性 SF

ビジネス

英中銀、ステーブルコイン規制を緩和 短国への投資6

ビジネス

KKR、航空宇宙部品メーカーをPEに22億ドルで売

ビジネス

中国自動車販売、10月は前年割れ 国内EV勢も明暗
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一撃」は、キケの一言から生まれた
  • 2
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    レイ・ダリオが語る「米国経済の危険な構造」:生産…
  • 8
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 9
    「爆発の瞬間、炎の中に消えた」...UPS機墜落映像が…
  • 10
    中年男性と若い女性が「スタバの限定カップ」を取り…
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 7
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 8
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 9
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 10
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中