エクソン、第3四半期上流部門利益は最大3億ドル上振れの可能性

10月7日 米石油大手エクソンモービルは6日、証券当局へ提出した資料で、原油価格の変動を背景に第3・四半期の上流部門利益は、最悪の場合1億ドル下振れ、最高なら3億ドル上振れる可能性があると明らかにした。写真はエクソンモービルの社屋。2022年2月にガイアナの首都ジョージタウンで撮影(2025年 ロイター/Sabrina Valle)
Sumit Saha Sheila Dang
[6日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービルは6日、証券当局へ提出した資料で、原油価格の変動を背景に第3・四半期の上流部門利益は、最悪の場合1億ドル下振れ、最高なら3億ドル上振れる可能性があると明らかにした。
精製マージンの拡大は3億─7億ドルの増益につながってもおかしくないとしている。
天然ガス価格変動が上流部門利益に与える影響は、2億ドル減から2億ドル増の範囲になる見込みだという。
リストラ関連費用は全体の利益を4億─6億ドル押し下げる恐れがある。同社は先週、カナダと欧州連合(EU)を中心に世界中で2000人をレイオフすると発表した。
BMOキャピタル・マーケッツのアナリスト、フィリップ・ジュングワース氏は、構造的なコスト節減の取り組みが追い風になる半面、経費増大でそれが打ち消される可能性もあるとの見方を示した。
正式な第3・四半期決算の発表は10月31日の予定。LSEGがまとめたアナリストの調整後1株利益予想のコンセンサスは1.79ドルとなっている。