ニュース速報
ビジネス

ゴールドマン、26年末金価格予想4900ドルに上げ 上振れリスクも

2025年10月07日(火)11時28分

 ゴールドマン・サックスは7日、2026年12月の金価格予想を1オンス=4900ドルとし、従来の4300ドルから引き上げた。ロンドンで2015年7月撮影(2025年 ロイター/Neil Hall)

[7日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは7日、2026年12月の金価格予想を1オンス=4900ドルとし、従来の4300ドルから引き上げた。欧米の上場投資信託(ETF)の資金流入が堅調なほか、中央銀行が購入を継続する可能性が高いとした。

「民間部門の投資が比較的小規模な金市場に多様化することで、ETFの保有高が金利から推定される当社の予想を上回る可能性がある」とし、新たな予想に対するリスクは依然として上振れ方向に傾いていると指摘した。

金現物は7日に3977.19ドルを付け、過去最高値を更新した。

金相場は中銀による積極的な購入や金を裏付けとするETFへの需要増加、ドル安、貿易や地政学的な緊張の高まりに対するヘッジを求める個人投資家の関心を背景に、年初から51%上昇している。

ゴールドマンは新興国中銀が外貨準備の構成における金への多様化を継続する可能性が高いとして、中銀による金購入が25年に平均80トン、26年に70トンになると予想している。

また、米連邦準備理事会(FRB)が26年半ばまでに政策金利を100ベーシスポイント(bp)引き下げると見込まれる中、欧米のETFの保有高が増加すると予想した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

過激派が米大使館に爆弾仕掛ける「偽旗作戦」を計画=

ワールド

米最高裁、新会期開始 大統領権限など重要案件を審理

ワールド

トランプ氏が中国に侵攻放棄説得なら平和賞に値、台湾

ワールド

アングル:マクロン氏、秋風のセーヌ河畔に孤影 辞任
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国EVと未来戦争
特集:中国EVと未来戦争
2025年10月14日号(10/ 7発売)

バッテリーやセンサーなど電気自動車の技術で今や世界をリードする中国が、戦争でもアメリカに勝つ日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 2
    祖母の遺産は「2000体のアレ」だった...強迫的なコレクションを受け取った男性、大困惑も「驚きの価値」が?
  • 3
    赤ちゃんの「耳」に不思議な特徴...写真をSNS投稿すると「腎臓の検査を」のコメントが、一体なぜ?
  • 4
    一番お金のかかる「趣味」とは? この習慣を持ったら…
  • 5
    筋肉が育つだけでは動けない...「爆発力」を支える「…
  • 6
    メーガン妃とキャサリン妃の「オーラの違い」が話題…
  • 7
    「不気味すぎる」「昨日までなかった...」ホテルの天…
  • 8
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 9
    監視カメラが捉えた隣人の「あり得ない行動」...子供…
  • 10
    イエスとはいったい何者だったのか?...人類史を二分…
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 3
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 4
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 5
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 6
    赤ちゃんの「耳」に不思議な特徴...写真をSNS投稿す…
  • 7
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 8
    更年期を快適に──筋トレで得られる心と体の4大効果
  • 9
    祖母の遺産は「2000体のアレ」だった...強迫的なコレ…
  • 10
    MITの地球化学者の研究により「地球初の動物」が判明…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 6
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 7
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 8
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中