ニュース速報
ビジネス

午前の日経平均は反発、一時500円超高 半導体株上昇で 

2025年10月02日(木)12時03分

 前場の東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比125円11銭高の4万4675円96銭となった。写真は都内の株価ボード。2022年6月撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東京 2日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比125円11銭高の4万4675円96銭となった。前日の米国株市場でハイテク株が上昇した流れを引き継ぎ、東京市場でも半導体関連株を中心に大幅高となった。日経平均は一時500円超高となる場面もあったが、中盤以降は伸び悩んだ。

日経平均は前営業日比185円高としっかりでスタートし、序盤に一時575円高の4万4125円96銭まで値上がりした。指数寄与度の大きい半導体株の一角が買われ、相場を押し上げた。上昇一服後は伸び悩み、4万4700円を軸にもみ合いとなった。

物色面では、米市場でヘルスケア関連が上昇した流れを受けて医薬品株が堅調。電力株は軟調だった。

市場では「半導体株は堅調だが、それ以外では利益確定売りが継続しているようで、需給要因の売りが重しとなっている」(GCIアセットマネジメントのポートフォリオマネージャー・池田隆政氏)との声が聞かれた。プライム市場では、7割超の銘柄が値下がりした。

目先の日本株については「チャートの形から、まだ上方向を試す動きとなる可能性はある」(池田氏)とみられている。ただ、10月は海外勢が閑散期に入るタイミングでもあり、勢いを伴って上昇する動きは見込みづらいという。

TOPIXは0.72%安の3072.32ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆6928億0600万円だった。東証33業種では、医薬品、非鉄金属、鉱業など5業種が値上がり。電気・ガス、サービス、その他製品など28業種は値下がりした。

個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、アドバンテストが大幅高。ディスコやレゾナック・ホールディングスも大幅上昇した。キオクシアホールディングスはストップ高となった。

一方、東京電力ホールディングスが大幅安。為替の円高進行が重しとなり、マツダ、日野自動車など自動車株は軟調だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり362銘柄(22%)に対し、値下がりが1207銘柄(74%)、変わらずが47銘柄(2%)だった。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国とマレーシア、レアアース合弁事業巡り協議=関係

ワールド

米エネルギー省、76億ドルの資金支援撤回 水素ハブ

ビジネス

消費者態度指数9月は2カ月連続改善、生鮮食品価格の

ビジネス

カナダ製造業PMI、9月は47.7 8カ月連続で節
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    「元は恐竜だったのにね...」行動が「完全に人間化」してしまったインコの動画にSNSは「爆笑の嵐」
  • 4
    なぜ腕には脂肪がつきやすい? 専門家が教える、引…
  • 5
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 6
    女性兵士、花魁、ふんどし男......中国映画「731」が…
  • 7
    「人類の起源」の定説が覆る大発見...100万年前の頭…
  • 8
    イスラエルのおぞましい野望「ガザ再編」は「1本の論…
  • 9
    アメリカの対中大豆輸出「ゼロ」の衝撃 ──トランプ一…
  • 10
    【クイズ】身長272cm...人類史上、最も身長の高かっ…
  • 1
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 2
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 3
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけではない...領空侵犯した意外な国とその目的は?
  • 4
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 5
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 6
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 7
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 8
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 9
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から…
  • 10
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中