米の医薬品関税、EUは上限15%ですでに取り決めと欧州委員会

欧州連合(EU)欧州委員会は26日、トランプ米大統領が10月1日からブランド医薬品と特許取得済みの医薬品に100%の関税を課すと表明したことについて、EUはすでに医薬品の関税を上限15%とすることを取り決めていると述べた。7月撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)
[ブリュッセル 26日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会は26日、トランプ米大統領が10月1日からブランド医薬品と特許取得済みの医薬品に100%の関税を課すと表明したことについて、EUはすでに医薬品の関税を上限15%とすることを取り決めていると述べた。
7月末に貿易で合意した後に出されたEUと米の共同声明は医薬品、半導体、木材の関税は15%を超えないとしている。
欧州委の報道官はこの共同声明に言及し「EUの輸出品に対するこの明確で包括的な15%の関税上限は、欧州の経済的事業者にとって、より高い関税が生じないという保険となっているする」と述べた。
赤沢亮正経済再生相は26日の会見で、日本は最も低い国の関税率を適用する「最恵国待遇を確保している」と改めて説明した。