訂正-国連安保理、26日に中ロ提案のイラン制裁復活延期決議案の採択巡り投票へ

国連安全保障理事会は、ロシアと中国が提案した国連のイラン制裁復活を半年延期する決議案の採択について9月26日に投票を行う。19日、ニューヨークの国連本部で撮影(2025年 ロイター/Eduardo Munoz)
(英文の訂正により、2段落目の「26日」を「27日」に訂正し、日本時間も修正しました)
[国連 25日 ロイター] - 国連安全保障理事会は、ロシアと中国が提案した国連のイラン制裁復活を半年延期する決議案の採択について26日に投票を行う。
複数の外交筋は、採択の公算は乏しいと語った。
英国、フランス、ドイツの3カ国は、2015年の合意に基づいて解除されていた国連のイラン制裁を復活させる「スナップバック」手続きを開始。通知から30日以内に制裁解除継続の決議が採択されない限り、米東部時間27日(訂正)午後8時(日本時間28日午前9時)に自動的に復活する。
ロシアと中国の復活延期決議案が採択されるには、15カ国の安保理メンバーのうち少なくとも9カ国が賛成し、ロシア・中国以外の常任理事国である米国、英国、フランスが拒否権発動を見送る必要がある。外交筋によると、投票に際して多くの棄権国も出て、採択されそうにはないという。
イランと英国、フランス、ドイツは制裁復活を先送りするためのぎりぎりの協議を続けている。