米アクセンチュア、6─8月期売上高が予想超え ＡＩシフトで再編計画

　９月２５日、米コンサルティング大手アクセンチュアが発表した２０２５年度第４・四半期（２５年６─８月）決算の売上高は１７６億ドルとなり、ＬＳＥＧのまとめたアナリスト予想平均の１７３億６０００万ドルを上回った。２０２４年２月撮影（２０２５年　ロイター/Dado Ruvic）

Kritika Lamba

[２５日 ロイター] - 米コンサルティング大手アクセンチュアが２５日発表した２０２５年度第４・四半期（２５年６─８月）決算の売上高は１７６億ドルとなり、ＬＳＥＧのまとめたアナリスト予想平均の１７３億６０００万ドルを上回った。デジタルと人工知能（ＡＩ）関連サービスの需要増大に対応するために６カ月で８億６５００万ドル規模の事業再編計画も公表した。

計画には解雇手当てや特定事業の売却が含まれ、コスト削減分は従業員の訓練や事業効率化に振り向ける。

２０２６年度第１・四半期（９─１１月）には約２億５０００万ドルの費用を計上する計画で、第４・四半期の６億１５００万ドルと合わせて総額８億６５００万ドルの費用計上となる。

経営陣は決算発表後の電話会議で、２４年に売上高の８％を占めた連邦政府関連契約の遅延と取り消しが、今年度の増収率を２０ベーシスポイント（ｂｐ）押し下げたと述べた。

同社は２０２６年度通期の増収率見通しを２─５％とした。これはＬＳＥＧがまとめた市場予想の５．３％をわずかに下回っている。